ステンドグラス制作工程
ステンドグラス制作デザインパネル初期に手掛ける丁度良い内容でもあるアヤメのパネルは20センチの正方形でガラスカットも曲線をこなせる方なら同等のものが作れて行きます。この作品はAtelier
Reverieのブログでも詳細に作り方工程をアップしています。ホームページでは内容を要約し紹介しています。
ステンドグラス、はんだ付2 仕上
点付で仮止めされた状態のステンドグラス。裏側から次のはんだ付に入ります。
前頁同様に銅のテープが巻かれている線全体へ筆でフラックスを塗り作業を進めて行きます。フラックスは必ずステンドグラス専用のものを使います。
線全体へ薄くはんだ付を行います。
全体が薄くはんだ付されたらその上へ更にはんだ付を行いはんだを盛り上げて行きます。線全体にボリュームが出るよう半円状にはんだを盛上げ仕上げて行きます。
裏側の仕上げが終わったら今度は作品表へはんだ付でボリュームを付け仕上げて行きます。
はんだ付の仕上げ。半円状にはんだが盛り上がり丸く優しいボリュームがついてくれば仕上終了です。
最後は作品全体の側面へはんだ付を行います。この側面はんだは難しい面が多いです。丸みを帯びさせるように仕上げますが慣れないうちは無理をせず適度にはんだが付きふっくらした感じがでれば良いと思います。
ステンドグラス作品作りでは最終的に作品のはんだ付された線へ色付を行います。はんだ付された部分は銀色ですが色付けにより薄いブラウンや濃いブラウンまたブラックと作品に合わせ色付を行い完成されます。
今回紹介しているアヤメのパネルは小型のステンドグラスです。曲線のガラスカットが出来るようになれば手掛ける事も難しい内容ではありません。様々なデザインのパネル作り、もちろんご自身で考案されるオリジナルなデザインも楽しい制作になります。これら平面作品はステンドグラス作りの基本が多く学べるとても良い内容です。