サンドブラスト制作工程
砂の圧力を利用し様々なガラスへデザインを表現するサンドブラスト作品作り。紹介している作品は厚みのあるグラスへ羽ばたく鳩。サンドブラスト教室では初級の後半位に学ぶ内容でもあります。制作工程、特にブラスターでの彫り込み作業の大まかな概要をアップしています。
ブラスターでの彫り
羽の重なりが綺麗出るように、マスキングを利用しながらサンドブラストして行きます。細かな部分は砂が周囲の彫り終わった部分へも当たります。これらの影響が強すぎれば彫り終えた他の部分は消えてしまいます。この辺が難しい所かもしれません。
鳥のデザイン、特に羽ばたく形の場合はこの羽の重なりの彫りが特徴です。この形は様々なサンドブラスト作品作りに生きてきますので教室でも課題として取入れています。
輪郭線を強調したこの彫りの技法はガラスの厚みが3ミリ位あれば可能な万能な彫りの技法です。線で描かれたデザインであればサンドブラストで表現できます。
サンドブラストの彫りでは右手のノズルの動きばかり重視しがちですがどちらかと言えば作品を持つ左手の動きと角度、距離が完成度を高めて行きます。